第59回<昭和62年>選抜高等学校野球大会

<1回戦> 東海大甲府 4-3 大成
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
東海大甲府 0 0 0 0 0 1 0 1 2 4
大成 0 0 0 1 0 2 0 0 0 3

 東海大甲府が終盤見事な粘りをみせて逆転勝ちした。2点を追う東海大甲府は8回、四球の久慈が盗塁した一死二塁に、早矢仕が一ゴロ失に恵まれて1点差に迫った。さらに9回一死から佐野四球、岸田右翼線テキサス二塁打で二、三塁の好機を迎え、薄の中犠飛で同点とし、岸田も三塁へ、続く天川が中前にはじき返して岸田を迎え入れ勝ち越し、山本がその裏の大成の反撃を3人で抑えた。
 大成にとっては惜しい試合だった。4回、四球の清水を送った一死二塁に奈須の右翼線二塁打で先制、6回に同点にされるとその裏、2安打2四球ですかさずリードを奪う理想的な展開。エースの山本も左腕から大きなカーブをうまく使って好投した。