第61回<平成元年>選抜高等学校野球大会

<1回戦> 日高 7-12 苫小牧工
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
日高 0 0 5 0 0 0 0 1 1 7
苫小牧工 0 0 0 4 3 2 3 0 × 12

 苫小牧工が18安打の猛打で逆転勝ちした。5点を追う4回、神保、坂井の連打をきっかけに4長短打と四球に敵失や盗塁を絡ませて4点を奪い1点差に迫った。追撃は続き5回無死安打の神保が二盗、捕手の悪送球を誘って三進、坂井の左前打で還って同点。坂井が二盗した二死後、山本が勝ち越しの左越え二塁打、近藤は三遊間突破の適時打とたたみかけて2点をリード。6回に4安打で2点を加え、7回には神保が左越えに大会第1号の3点本塁打を放って突き放した。
 日高は3回、先頭山村の一塁手前不規則バウンドの右前打を口火に、弓倉の左中間三塁打など4安打と四球にスクイズを織り込み5点を先行。しかし、4回無死、山村の右中間三塁打で迎えただめ押し機を逸して流れが変わり、切れを欠く佐々木が打ち込まれてリードを守れなかった。