<1回戦> 県和歌山商 4-6 熊本工
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
県和歌山商 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
熊本工 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | × | 6 |
70年ぶりの春舞台、よくやった。県和歌山商は強豪・熊本と対戦し、4-6で惜しくも敗れた。雨の中、1点を争う大接戦。2度リードを奪う健闘ぶりだった。
3回に辻󠄀の二塁打で同点とした県和商は4回、一死2、3塁の好機に辻󠄀本真の二ゴロで1点リード。5回、追いつかれた直後、二死3塁と再び勝ち越しのチャンス。4番福田は期待に応えて中越えの二塁打。逆転された6回裏、この回から登板の坂口が踏ん張る。3点差の9回二死、走者なしから山本が敵失で出ると、前原の右翼線二塁打で1点を返す粘りを見せた。
4回まで熊本工を2安打で抑えていた先発の吉本。熊本工の藤村、加久の死球でピンチをひろげ、今村の三塁打などで3点を与えたのが痛かった。九州の王者に対して善戦したが、最後まで見せた粘りに惜しみない拍手が送られた。
熊本工の左腕隈部は5回まで球が高めに浮いて3点を許した。中盤に味方が長打などで突き放すと、6回以降はスライダーが低めに決まり、勝利を呼び込んだ。