第11回<大正14年>全国中等学校野球選手権大会

紀和大会

<準決勝> 和歌山中 9-0 和歌山工

 2回、和歌山工、井本選手負傷し棄権す。

<準決勝> 和歌山商 3-1 海草中
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
和歌山商 0 0 0 0 0 1 0 2 0 3
海草中 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
<決勝> 和歌山商 0-10 和歌山中
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
和歌山商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
和歌山中 6 0 1 1 0 2 0 0 × 10

 和歌山商はサウスポー小川を打てず、1回南部、6回安原の2安打に止まり三塁を踏む者なし、これに反し和歌山中は1回四球2、ボーク、敵失に小川以下4安打を放って早くも6点挙げ大勢を決した。更に3回には四球と犠打で1点、4回松尾左中間二塁打を放ち1点、6回にも寺井の三塁打、犠打で2点を加え和歌山中の大勝に帰す。

全国大会

<1回戦> 熊本商 0-2 和歌山中
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
熊本商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
和歌山中 0 0 0 0 0 1 0 1 × 2

 熊本商は打撃不振で安打散発し、二塁に達した者僅かに1人という貧打振り。
 和歌山中は前半決定打が出ず凡退を続けたが6回山本左中間二塁打し、小川三振後、野田の右翼線三塁打で1点を先取し、野田は高村の投匍に本塁を衝いてタッチアウトとなったが8回、更に山本中堅左を抜く三塁打し小川四球、二盗後、野田の右犠飛に止どめの1点を加え制勝した。

<2回戦> 和歌山中 0-1 早稲田実
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
和歌山中 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
早稲田実 0 0 0 0 0 0 0 1 × 1

 和歌山中は1・2回共に走者を三塁に進めたが決定打なく、4回には無死満塁となりながら高村捕邪飛、梶本投匍、寺井三邪飛に退き6回にも一死後、木村遊越安打、高橋四球に好機を迎えたが高村の左飛に野田三塁を衝いて併殺、4度好機を逸した。早稲田実も野田投手を打ち込めず貧打戦を続けたが、8回に一死後、山田四球二盗し、牧口中飛で二死となったが、斎木の遊匍は本塁悪投を誘い貴重な1点を挙げて早実に凱歌揚がる。