第24回<昭和27年>選抜高等学校野球大会

<1回戦> 海南 4-4 鹿児島商
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
海南 0 0 0 0 3 0 0 0 1 0 0 4
鹿児島商 0 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 4

11回日没引分

<1回戦> 海南 0-6 鹿児島商
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
海南 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
鹿児島商 0 5 0 0 1 0 0 0 × 6

 鹿児島商は2回に訪れた無死満塁の好機をこの日はさすがに逃さなかった。海南の左腕東投手が制球に苦しむとみるや選ぶべきは選んでよく攻め3四球と4安打で大量5点を挙げ早くも海南を苦境に立たせた。気分的な明暗は以後両チームの好守にはっきりと現れて海南は2回以後殆ど毎回走者を出しながら肝心なところで反撃をかわされる結果となった。
 それにしても鹿児島商三塁手穂満の好守は特に光り山田投手をして打たせて取るの本領を遺憾なく発揮させ快勝した。