第63回<平成3年>選抜高等学校野球大会

<1回戦> 旭川竜谷 1-5 箕島
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
旭川竜谷 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
箕島 0 1 2 0 0 2 0 0 × 5

 箕島は2回、中前打の西川が盗塁と暴投で三進した一死後、栢橋がスリーバントスクイズを決め、1安打で1点を先取。3回は四球の西野を送った一死から林孝、九鬼が短長打を連ね2点。6回には村田の三塁内野安打を足場に二死二、三塁とし、田上の左中間二塁打でそつなく加点。山路が直球と縦の変化球を散らして揺さぶり、旭川竜谷の反撃を1点に抑えた。
 旭川竜谷は5回、藤田のバント安打から二死二塁と山路を攻め、連続振り逃げ(三振と暴投)で1点を返し、その後も安打や四死球で走者を出したが最後まで球威の落ちない山路を攻め切れなかった。
(和歌山県勢春夏通算150勝、春68勝、夏82勝 5都府県目)

<2回戦> 箕島 4-6 大阪桐蔭
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
箕島 1 0 1 0 2 0 0 0 0 4
大阪桐蔭 1 0 0 0 1 0 0 4 × 6

 大阪桐蔭が8回見事な集中打をみせた。2点を追うこの回、無死から元谷哲、井上が連続右前打、荻原四球で満塁とし、玉山の右翼線二塁打で同点。さらに二、三塁から光武への四球になった投球が暴投となり1点勝ち越し。白石のスクイズで加点した。
 箕島は1回敵失につけこみ無安打で1点先制。3、5回には林(孝)が2打席連続本塁打を放ち、試合を有利に進めたが、6回から妹尾救援した1回戦の無安打、無得点・和田に、7三振、1安打と押え込まれ、13奪三振と力投の山路に応えることができなかった。