第6回<大正9年>全国中等学校野球選手権大会

紀和大会

<予選> 和歌山中 12-0 田辺中
<紀和決勝> 和歌山中 26-0 奈良師範
  1 2 3 4 5 6 7
奈良師範 0 0 0 0 0 0 0 0
和歌山中 6 0 0 8 0 12 × 26

 両チームの実力に格段の差あり和歌山中は1回4個の四球と敵失、井口の安打に一挙6点、更に4回二塁打3本、単打2本を放ち敵失、四球が加わって8点を加え一方的に試合を進め7回コールド・ゲームで大勝した。

全国大会

<1回戦> 和歌山中 1-5 京都一商
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
和歌山中 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
京都一商 0 0 1 4 0 0 0 0 × 5

 先攻の和歌山中1回戸田遊越安打、北島中堅越二塁打を放ったが空しく3回浜中、中飛失に生き捕逸に二進、二死後戸田の中前安打に生還1点を先取したが、この日北島投手試合前の練習不足からか全然押さえが利かず悉く高目に球が浮き制球に苦しむ、京都一商その裏犠打と安打で同点となし4回には制球難の北島投手を攻略して満塁に四球と2安打、失策に一挙4点を加え逆転、後半はしばしば走者を出すも波乱なく1回戦で早くも和歌山中姿を消した。